鉱物収集において一番怖いのは知らないでいる事だぜ。覚えておきたい鉱物の特徴や性質を公開!

こんばんは、アキモトです。

この記事では、

鉱物収集の趣味としての活動の上で

重要な鉱物の結晶や性質について

簡単に解説したいと思います

 

昔は私も

「鉱物?綺麗ならいいんだよ何でも、

そういう細かいのは後で調べるからオッケーオッケー!」

 

と、そんな感じで集めてたんですけど

鉱物について何も知らないまま

鉱物収集し続けていると、

 

鉱物の特徴も分からないまま色や形などで判断して

自分のほしい石とは違う石を掴まされたり、

偽物を買ってしまったりします。

 

たとえば私は過去旅行先で、

パワーストーンを売っている

おみやげ物屋さんで

 

ゴールドストーンと呼ばれる

石を買っていました。

 

その後鉱物収集をしている友達に

さもゴールドストーンが

天然石であるかのように話したら

めちゃくちゃ笑われてしまいました。

 

「アキモト君、

それはパワーストーンではあっても

天然石や鉱物じゃないよ。」

 

自信満々だったのもあって

顔が真っ赤になり、

変な汗も出るしで、

声もすごくどもってしまいました。

 

ゴールドストーンは、

ガラスと銅の粉でできた人造石で

パワーストーンとして

親しまれているもので

 

しっかりと鉱物について把握した

今の自分からすれば

ありえないミスなのですが

 

私もその当時はそんなに

鉱物について詳しく無かった為

見事に大恥をかいたというわけです。

 

ほかにも、

水に入れられた、

虹色に淡く輝く乳白色の

オパールの原石を購入した時、

 

乾燥でヒビ割れるという事を知らずに

水から出して放置して、

乾燥でヒビだらけにしてしまって、

 

その日から1~2日ほど落ち込み続けたり。

 

さらには、知らないうちに

毒性のある鉱物や

保存方法の難しい鉱物、

取り扱い注意な鉱物を買ってしまって、

鉱物の毒性で健康を害してしまったり、

 

とまあ、

恥ずかしい思いをするわ、

自分の持っている鉱物を

台無しにするわ不健康になるわ

良くないことばかり

でした。

 

だから、この記事を今開いている貴方は

是非とも今回紹介する知識を活用して、

過去の私のようにならないようにしてくださいね;

Contents

鉱物と呼べるものの基準は結晶構造の無機物であること!ただし中には逸脱した例外もある

まず鉱物には幾つか基準があります。

下記の基準を満たした物が基本的に

鉱物と呼ばれる物です。

 

活動中の生物に含まれた物外の、

自然形成された無機物で

一定の科学組成で

原子が規則正しく並んだ

結晶構造を持つ物。

 

アバウトに言うと、

生きている動物の体にできている物は

厳密には鉱物に含まれず、

 

自然に岩などに生えてる

カクカクした結晶を持ってるやつは鉱物

ということです。

 

 

例としては

鉱物は原子が規則正しく並んだものだから、

石英などを溶かして作られたガラスは

原子構造がばらばらである為

鉱物には含まれませんし

 

生物の体に生成されたものも、

厳密には鉱物ではないので

貝殻なんかも鉱物じゃないのです。

 

ただ、あくまでこれはひとつの基準なので

鉱物収集家があつめるものの中にも

生物から取れた物や、

天然ガラスなどの例外が沢山ありますし

有機物で構成された鉱物も存在します。

 

鉱物の基本的な結晶の形のほかに、

これら例外についても後ほどご紹介します。

 

鉱物の結晶の形

鉱物の結晶は大きく分けて6つの種類があります。

多くの鉱物はこの6種の結晶系のいずれかの形で産出し、

 

同じ鉱物でも違う形の結晶になったり、

違う種類の鉱物でも、

同じ形の結晶になったりと多種多様です。

結晶軸

結晶の外形,異方性,原子配列などを表わす

基準となる長さをもつ3~4の座標軸です。

 

対になってる面と面の間をつなげる線のような感じです。

 

等軸晶系-自然物なのこれ?ってぐらい整ってる結晶が沢山。
蛍石(フローライト)
黄鉄鉱(パイライト)
金剛石(ダイヤモンド)

3つの同じ長さの結晶軸が直角に交わっている結晶系。

立方晶系とも言う、正四面体~正八面体の見た目が特徴で

 

へき開のある蛍石などの一部鉱物は

ハンマーなどで叩くと

角がとれて八面体の結晶になります。

 

その状態の蛍石はさまざまな鉱物ショップや、

インターネットでも普通に売られていますし

 

比較的簡単に入手できる

鉱物のひとつでもあります。

 

蛍石については、こちらの記事で詳しく話していますが、

多色性が強く、成分によっては蛍光、

光を当てることによる

カラーチェンジをするタイプの結晶もあって、

鉱物収集を始める際には特にお勧めしたい鉱物です。

蛍石(Fluorite フローライト)の魅力を大解説!世界一カラフルな鉱物とも言われる、水晶に並ぶ鉱物のビッグネームは本当に多種多様

三斜晶系-切飴のような、柱や木が切り倒されたような特殊な形をしている結晶
藍晶石(カイヤナイト)
薔薇輝石(ロードナイト)
天河石(アマゾナイト)

斜交する長さの異なる3つの結晶軸を持っている結晶系。

ぱっと見分厚い板状や、

牛乳パックのようにも見える見た目をしている結晶です。

 

ラブラドライト、ムーンストーン等の

長石グループが属している他、

塊状のものが多いトルコ石も、じつはこのタイプ。

 

ただし、トルコ石は結晶自体が小さく、

ルーペなどによる確認をしないかぎり

その結晶を確認することはほとんどできません。

直方晶系-潰された平べったい柱状、あるいは犬歯のような印象をうける形をした結晶
カンラン石(ペリドット)
黄玉(トパーズ)

 

長さの異なる3本の結晶軸が直角に交わって出来ている結晶系。

横に潰れたような柱状が特徴。

 

黄玉(トパーズ)は

嘗て黄水晶(シトリン)と混同され

シトリントパーズとして出回っていた時期があります。

 

トパーズと水晶は良く似た外見をしていますが

水晶の条線が結晶から見て横に伸びているのに対し

トパーズは縦方向に伸びているので、

それで判断できます。

 

下記の記事からは、

そういった判別しづらい鉱物同士の

見分け方を紹介しています。

鉱物の見分け方覚え方。素人でも出来る見た目そっくりな天然・人工石達やガラスを見分ける方法とは?

単斜晶系-楔状や板状など、平たく割れやすい形状をした結晶
チタン石(スフェーン)
石膏(ジプサム)
燐葉石(フォスフォフィライト)
雲母などもこのタイプ

3本の異なる結晶軸を持ち、2本が直角に、1本が斜めに交わっている結晶系。

近年人気急上昇中の燐葉石(フォスフォフィライト)もこのタイプ。

 

うろこ状、板状の結晶や楔形など

だいぶ変わった見た目の結晶が特徴で

 

中でも石膏は、

砂漠のバラと呼ばれる薔薇状の結晶や

繊維状の結晶として産出したり、

 

最大長さ12m重さ55トンもある

巨大な結晶だらけの洞窟を作り上げ、

クリスタルの洞窟 として話題になったり

 

漢方に使われていたり、

彫刻の材料に使われていたりするなど

何かと目にすることも多いです。

 

六方晶系-宝石とされる石の多いグループ。柱状の結晶として産出する。
水晶(クォーツ ロッククリスタル)
緑柱石(アクアマリン エメラルド)

1本の縦長の結晶軸に、

同じ長さの3本の結晶軸が

横向き120度で交わっている結晶系です。

 

六角の柱状結晶が特徴で

結晶といえばこれ、と思えるほど

良く見かける見た目をしています。

 

鋼玉(ルビー サファイア)や、

緑柱石(アクアマリン エメラルド)

電気石(トルマリン)など。

メジャーな宝石の殆どがこの結晶系で、

鉱物の代名詞ともいえる水晶もこのタイプです。

 

水晶については、こちらで詳しく触れています。

水晶は鉱物の中でも特に結晶の色・形・内包物で変幻自在!鉱物は水晶に始まり水晶に終わると言うけどこれマジだわ

 

正方晶系-長方形や三角錐状になる結晶グループ
風信子鉱(ジルコン)
魚眼石(アポフィライト)

横2本同じ長さの結晶軸と、

長さの異なる縦1本の結晶軸が交差して出来ている結晶系。

 

四角柱状結晶や四角錐状の結晶などが特徴です。

 

風信子鉱(ジルコン)は無色透明なものは

ダイヤモンドの代用石として扱われていますが

 

同じくダイヤモンドの代用石である

キュービックジルコニアという人工石とは

まったく関係の無い石です。

 

鉱物の性質

鉱物には、様々な性質があります。

紫外線で蛍光するもの、色が変わるものや

低い温度や水分で溶けるもの。

 

直射日光で変質・脱色するものや

外気に触れているとすぐに酸化して黒ずんでしまうものなど

管理の難しいタイプもあります。

 

蛍光する鉱物 ブラックライトやX線、可視光線を当てることでぼんやりと光る鉱物。
(フローライトやカルサイトなど。)


photo by GorissM

ブラックライトによってぼんやりと光る鉱物。

 

蛍光性が強いものは、

太陽光の下でも蛍光している様が解るほど

強く蛍光します。

光り方は鉱物の成分によって異なり、

赤、青、黄色、緑などさまざまな蛍光色があります。

 

蛍石は名前の通り強い蛍光性を持つタイプの結晶があり

イギリスのロジャリー鉱山産のフローライトは

そんな蛍石の中でも特に蛍光性が高いです。

 

蛍光鉱物はまるで魔法。フォトルミネッセンスという現象によって色鮮やかに蛍光する鉱物達

こちらの記事で詳しく解説していますが、

この蛍光はフォトルミネッセンスという現象で、

 

ブラックライトによって

蛍光の弱い物や、逆に強いもの、

光の波長によって蛍光する色を変えるものなど

様々な特性があります。

 

紫外線で蛍光するその性質を利用し、

紫外線チェッカーの役割をするネックレスや

ブレスレットとして利用されることもあります。

カラーチェンジ。ライトによって緑から赤、青から紫、様々な色に変化する魔法のような鉱物
(アレキサンドライトやタンザナイトなど。)


photo by James H.

含んでいる成分によって特定の光が反射され、

例えば太陽光と室内のライトで色合いが変わるもの。

あるいは光を当てる角度で色合いが変わるものがあります。

 

タンザナイトや、アレキサンドライトがこのタイプ。

前述の蛍石にもこのタイプのものがあり、

数は多くはないがガーネットや

アメジストにもこのタイプがあるらしく

 

産出数も少なく、希少で値段が高いので

入手が難しく値も張る鉱物が多く存在します。

 

経験上の話ですが、

もし手に入れる場合は

都内で開かれるミネラルショーなどの

鉱物の即売会を利用すると

比較的手に入りやすいです。

 

水可溶性 岩塩などのように、水に溶けてしまう鉱物。梅雨時の管理は本当に大変
(コキンボ石 胆礬など。)


photo by James St. John

岩塩やコキンボ石など、

水にふれてしまうと解けてしまう

管理の難しい鉱物。

 

管理の際は乾燥剤と一緒に

アクリルケースに入れて

保存するといいでしょう。

 

とくに梅雨時はケースから出すことは

極力控えたほうが良いです。

湿度が高いと、それだけで結晶が溶けてしまうという

水溶性の強い鉱物もあります。

 

岩塩(ハーライト)もこのタイプ。

鉱物標本として意識すると、

かなり水分に弱い部分が目立ちます。

 

胆礬は水溶性に加え、毒性があるので、

もし触ったら手を洗いましょう。

 

常温で流体の鉱物。種類も少なく、水などの一部を除き存在自体が希少な種類
(アンタークチサイト 自然水銀 など。)

常温で液体化するとても珍しいタイプの鉱物。

 

自然水銀と、水。

アンタークチサイトの

3種類しか例がない珍しいタイプの鉱物です。

保存用の瓶が必須で、

低温度にて結晶化を始めます。

 

その性質上、夏場に鑑賞を楽しみたい場合は

冷蔵庫にいれて保存するなどして

温度を下げる必要があります。

 

あえて室内においておき、

冬場の温度チェックに

使ってみるのも面白いですよ。

 

その他

最初に話した鉱物の基準から逸脱した例外。

 

珊瑚や真珠、琥珀など、

厳密には鉱物として扱わないながらも

コレクターに人気のあるものや

 

自然生成された有機物からなる鉱物

火山活動や隕石の衝突など、

何らかの熱が加えられて出来上がった

天然硝子などがあります。

 

有機鉱物
(カルパチア石 蜜蝋石など)

有機物で構成された鉱物です。

天然で生物による活動以外で生成された有機物を

有機鉱物として扱います。

 

鉱物全体の4000種のうち40種類ほどしかなく

非常に珍しい鉱物です。

 

生体鉱物
(真珠や琥珀、珊瑚など)

貝や人の歯。骨や、鳥の卵の殻に至るまで、

生体によって形成された鉱物の事です。

 

宝石として人気の高い真珠や珊瑚、

樹脂の化石でもある琥珀もこのタイプで、

60種ほど存在します。

 

貝殻を専門に収集する人もおり、

多くの貝はそれほど高価なものが少ない為

ほかの鉱物よりハードルが低くて集めやすく、

人によっては鉱物より楽しめます。

 

自然硝子
(オブシディアン、モルダバイト、
リビアングラスなど)


photo by Kevin Walsh

火山活動によって、あるいは隕石など、

何らかの自然現象で出来上がった硝子質の物です。

基本的に黒ずみ、不透明な塊であるものが多く

テクタイト、黒曜石は黒色ですが、

 

モルダバイトは深緑色、

リビアングラスはクリーム色と、

珍しく鮮やかな色合いをしており、

宝石としてアクセサリーに利用されることもあります。

 

とくにリビアングラスは、

ツタンカーメンの副葬品である首飾りの

スカラベを模した彫刻をされて使われています。

 

硝子である為、偽物が作られやすく

購入の際、

特に注意が必要な鉱物だといえます。

 

非結晶質
(オパールなど)

堆積岩などの隙間に

ケイ酸が含まれた熱水が入り込み

充填して出来上がる鉱物。

 

宝石として人気の高いオパールはこのタイプで

化石の成分がケイ酸と入れ替わり、

オパール化して出てくる事もあるようです。

 

仮晶

鉱物の結晶の形が保たれたまま

中身が別の鉱物と入れ替わり

本来その鉱物ではありえない形の外見となるもの。

 

鉱物の外見が他の鉱物のものとなっている場合、

○○仮晶 と、元になった鉱物の名前をつけるようです。

まとめ

ここまで鉱物の性質や結晶の見た目を

さくっと解説していきましたが、

いかがでしたか?

 

6種類の結晶系と鉱物の性質は

基本となる部分ではありますが、

 

覚えておけば、何か目当ての鉱物を

探すときの目安にもなりますし

変な石を買わずに済むのでお得です。

 

むしろ、知らないままでいると

赤っ恥かくことになるだけでなく

 

最悪、過去の私みたく

友達に適当な情報を教えてしまい、

信用を無くしてしまって

 

せっかくの鉱物好きの友達と遊びに行く事や、

同じ鉱物収集仲間とイベントへ向かったりなどの

鉱物収集が気まずくなってしまいます。

 

今では天然石ショップの店主に勧められた書籍によって

ちゃんとした知識を得て、

友達からの信頼を回復させましたが、

 

鉱物について把握する勉強をしていなかったら

今頃ここで記事を書く事もなかったでしょう。

 

おまけとして、下記の記事で

鉱物収集しているにもかかわらず適当だった私が

鉱物について基礎的なことを学んだ書籍について紹介しています。

 

美しい鉱物 鉱物標本、宝石の見分け方を覚えるならお勧めの一冊。これが有ったから私は鉱物収集を続けられている!

この書籍は非常に詳しく

鉱物の種類や用途について書かれており、

 

鉱物収集の中で、鉱物を管理する時や

友達にお勧めの鉱物を教えるとき等につかえる

鉱物についての正しい知識を得ることができ、

鉱物収集全体で非常に役立ちます!

 

もし興味があれば今回の記事とあわせて、

是非ご覧になっていただけたらと思います。

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私の人生は鉱物の美しい結晶たちによって楽しく生き甲斐のある物に変わりました。

地球に散らばる天然の美術品、鉱物。
貴方は何がきっかけで、鉱物に興味持ちましたか?

ゲーム・漫画に出てくる重要アイテムだったり、
母親など身近な人がつけているアクセサリーだったり。
興味を持つきっかけも様々だと思います。

私も幼少期の親からのプレゼントがきっかけで
社会人になってから鉱物に夢中になって
たった1年間で143種類もの鉱物を集めました;

しかし、その一年間のうちに思ったのです。

鉱物収集って趣味は、
同じ趣味で話が会う人を探すのも難しい

おまけに一人だから鉱物に関する知識も
手探りで手に入れるしかないから
間違った情報も入ってくる。

これじゃあ、せっかく興味を持ってくれた人の中にも
長続きしない人がでるよなって。

じゃあ、もし私が鉱物に興味を持ってくれた人をサポートできれば、
もっと鉱物収集をする人が増えて、
鉱物収集という趣味が活性化するんじゃないか?
いろいろな人と鉱物の面白さを分かち合えるんじゃないか?


「そうだ、もっと色々な人とこの鉱物の楽しさと感動を共有したい!」
「この一生続けられる鉱物収集の手助けをしたい!」


そう考え、一念発起してこのブログを立ち上げました。
中々知る機会のない鉱物の管理法や、
鉱物収集に役立つお得な情報などを発信しています!
そんな私、アキモトが鉱物収集で得た経験はこちらで紹介しています。